2015年1月16日金曜日

Python の exit(), sys.exit(), os._exit() の違い

Python には 3つの似たようなプログラム終了用の関数があります。
exit(), sys.exit(), os._exit()です。
これらの違いを簡単に調べてまとめてみました。

ものぐさな人へ


  • インタラクティブシェルを終了するには exit()
  • スクリプトの中でメインプロセスを終了するには sys.exit()
  • fork() した子プロセスを終了するには os._exit()


exit([code=None])

site モジュールにより、プログラムの起動時に自動的に追加される定数。
exit 自体が表示されると画面に "Use quit() or Ctrl-D (i.e. EOF) to exit" のようなメッセージを表示し、
exit() と呼び出すと、終了コードを伴って SystemExit 例外を投げる不思議なオブジェクト。

sys.exit() にも言えるが、例外を投げるだけなので、その外側で例外を捕捉してシステムを終了させないようにすることも可能。

sys.exit([arg])

終了コードを伴って SystemExit 例外を投げる関数。
つまり、上で紹介した exit() と呼び出し時の挙動は同じ。

os._exit(n)

終了ステータス n でプロセスを終了する。
これは exit(), sys.exit() と違って、例外を投げるのではなくプロセスを終了させる。
os._exit() は fork() された後の子プロセスを終了させるときに使うのが標準的。

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